修学旅行だより(2日目)③

 被爆者体験講話が終わり、広島平和記念資料館に行きました。ここは、広島原爆の惨状を後世に伝えるための施設として作られました。今でも、日本だけでなく世界の多くの方々が来館され、平和について考えます。

 東館には原爆投下までの広島市の歴史や原爆投下の歴史的背景に関する展示があり、本館では広島原爆の人的・物的被害に関する展示が行われています。特に、原爆投下直後の壊滅した広島市街地の縮小模型、熱線で全身の皮膚を焼けただれさせながら炎の中をさまよう被爆者の等身大ジオラマ等々、思わず目を背けたくなるような資料もありました。

 そして、場所を原爆の子の像前に移動し、平和セレモニーを行いました。平和セレモニーでは、平和の誓いのことばやみんなで作ってきた折り鶴の献鶴をしました。平和資料館の後すぐだったこともあり、みんなで平和を誓い合いました。

 なぜ、広島まで修学旅行に来るのか、答えが出た瞬間でした。みんな真剣に活動することができました。